AIラップ工法「Air Improvement Wrapping system」(特許第7324446号)は、これまで建設現場の足場内部などでは不可能と言われていた「温湿度管理」を実現!建設現場を密閉化することにより、外気を遮断し効果的に空調をコントロール!
作業環境の改善
足場等を密閉して外気を遮断し、作業範囲内の空気を循環させます。足場からの排気は、集塵機を経由してデシカント除湿機で除湿させた後、再び足場内に送り込みます。省エネやカーボンニュートラルに配慮しつつ、粉じんや有害物質などが除去されたクリーンな空気で、作業環境の改善が図れます。
季節による影響を低減
冬季はデシカント除湿機を通過することで5~10℃程度の温度上昇があり、夏季はスポットクーラーを経由して足場内に戻すことで劣悪な作業環境が改善されます。
(模擬実験にて、空調無しの状況から湿度を最大30%程度低下し、相対湿度85%以下を維持できることを確認しています。)
浮遊粉塵の除去
集塵機を使用して、粉じんや有害物質などが除去されたクリーンな空気を循環させることで塗装品質が向上します。
塩分の除去
海岸部での施工など飛来塩分が多い地域では、外気を取り込む際に足場内に塩分が侵入します。また、付着塩分が多い橋梁の素地調整を行う場合も、粉じんに塩分が混入します。本工法は、空気の循環時に除塩フィルターを通すことが可能であり、施工時における塩分の再付着を大幅に抑えることが可能です。
VOC等の有害物質の除去
西部技研製のデシカント除湿器を使用する事でVOC濃度も低減できます。
(写真左:デシカント除湿機 / 写真右:集塵機 )
施工の出来ない日を削減
現場では気温や湿度などでの塗装禁止条件があり、年間を通して作業が出来ない日が多くあります。このような場合でも密閉空間を確保しデシカント除湿機などを組合せて活用することで温湿度管理を行うことが可能となり、雨天や降雪時などでも施工が可能になり、工程の安定化が可能になります。
(写真:クイックラップ)
<参考>塗装現場における稼働率への貢献例(2018年度の気象)
*1 基本稼働日数は土日祝日と盆・正月休暇を除いて240日/年と仮定
*2
【雨天】 9:00~17:00の間に雨が降った場合は1日作業不能として計上
【高温】 日中に30℃を超えた日は、作業効率低下から70%稼働として0.3日作業不能として計上
【低温】 5℃以下の日は塗装等の作業は中止と考え1日作業不能として計上
【多湿】 湿度は現地状況により異なり、気象データがないことから作業不能日を考慮していない
AIラップ工法を導入することで、建設現場環境を取り巻く様々な現状課題を解決することができます。将来を見据えた画期的な工法を導入することで、御社の将来性を飛躍的にアップさせます。
課題:インフラを守る為の財源不足
インフラ整備や維持管理の予算不⾜は慢性化しています。さらに資材の⾼騰、⼈材不⾜(職⼈の高齢化、若手不足)などにより、 市民のあたりまえの暮らしを維持することが困難となっています。
課題:高度成長期に多数建設したインフラの維持管理・更新の重要性
高度成長期(1955年〜1973年)に多数建設されたインフラは50年以上の歳月が経ち老朽化しています。そのインフラの維持管理・更新には多くの手間と時間が必要となります。
(写真:塗装の隙間に塩分が入った事例)
課題:建設関連従事者の減少
少⼦⾼齢化にともない技術者の⾼齢化が進行し、仕事の多様化により若者の建設関連への就職も減ってきています。これからは建設現場の環境を改善して、働きやすく少数の技術者で効率よく工事を行うことが重要となります。
今までの建設現場の概念を変え、時代に沿った現場環境を構築することで未来に貢献できるようになります。 ⼯事現場から排出されるVOC濃度を低減し、働きやすい環境を作ることで技術者の健康維持に繋がります。
AIラップ⼯法は、多くの現場課題を解決し、⼈と環境に優しい施⼯を実現します。この工法を活用することで⾃社ブランドの向上・施⼯コスト削減・社会貢献などに活かしていただきたいと願っています。
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